襖を長持ちさせるには?
襖をキレイに長持ちするためには、日々のお手入れが大事です。
襖のお手入れ方法やポイントをご紹介します。
▼喚起が大事
喚起は毎日行うことがポイントです!1日に30分程度だけでも風を通してあげることが襖を長持ちさせるポイントにもなります。
注意しなければならないのが、必要以上に喚起してはいけないということです。
実は襖に使用される和紙には、湿度が高いときには湿気を放出してくれて、乾燥してくると湿気を放出してくれる温度調節機能があるのです。
乾燥させ過ぎると傷みや変色の原因にもなるということを忘れずに、毎日の換気をしましょう。
あと、直射日光が当たるのもよくないので、日が当たる時間帯などによってカーテンを閉めたり障子を使ったりして遮光するのもポイントです。
少しでも長持ちさせたいのであれば、ふすま紙の吸収した湿気をよく発散させてあげるのがポイントです。
湿気の元になるような服・タオルなどをなるべくふすまに触れさせず、部屋の換気をこまめに。湿度の高い日はふすまをあけっぱなしにしてカビの発生を防ぎます。
ただ、開けっ放しにした状態で何日も放置しておくのはNG!重なったままだと反ってしまったり、片面だけが日焼けなどで劣化していきます。
日本の家屋は、換気が一番です。特に梅雨時に締め切った状態にしておくとカビが発生する要因になります。
▼襖の引手部分のお手入れ
襖の引手部分は、1番汚れが付きやす部分になります。つい汚れた手や濡れたままの手で触ってしまうと、年月と共に汚れが目立つようにになります。
汚れていないように見えても、開け閉めの回数が増えれば増えるほど手あかが付いてしまいます。
手あか汚れには、柔らかい消しゴムを使うのがおすすめです。
日頃からお手入れで襖を長持ちすることができますが、いずれ襖の寿命はやってきます。
日当たりや温度・湿度の変化など環境によって若干の違いはありますが、張り替えの目安は10年前後だといわれています。
襖の張り替えも自分でもできますし業者にも頼むこともできますよ!