襖(ふすま)のサイズについて
襖は間仕切りとしての役割りの他に、内部に空気層ができるので保湿・調湿・室内の有害物質を吸収する効果があります。
襖にはさまざまな種類があって、一般の住宅のふすまはほぼ同じサイズになっていますが、近年は個性的な住宅も増えてサイズが違っていることも!
今回は襖のサイズについてご紹介していきます。
▼襖のサイズ
ここでは量産されているサイズに関して紹介します。
■標準サイズ
一般的な襖のサイズは、幅90cm前後で高さ170~180cm前後のものが標準サイズの襖です。
そのうち高さが五尺七寸(約171cm)のふすまを「五七(ごしち)」、五尺八寸(約174cm)のものを「五八(ごはち)」という名称で呼ばれています。
一尺は約30cm・一寸は約3cmになります。
一般的に使用されている襖の標準サイズは、襖の幅が90㎝前後で高さ170~180㎝前後のものを示します。
▼半襖(はんぶすま)・中間(ちゅうま)
高さが二尺以上三尺(60cm~90cm)くらいまでのものを半襖といい、半襖と五七の間の大きさで高さが三尺以上五尺(90cm~150cm)くらいまでのものを中間といいます
▼丈長(たけなが)・幅広(はばひろ)
高さが五尺八寸(174cm以上)を超える襖を丈長(たけなが)、幅が90cm以上の襖を幅広(はばひろ)と呼びます。
最近では、高さが2m以上の高さの襖も生活様式などの変化とともに使用されることがあります。
特に和洋折衷型の建物などで使用されることが多くなっています。
▼天袋(てんぶくろ)・地袋(じぶくろ)
天袋は天井に近いところにある襖のことで、高さは40~60cmのもので、押入れの上にあることが多いですね。
反対に地袋は、床に近いところにある襖でサイズは天袋と同じくらいです。床の間の下や仏壇の下などに多いです。
▼襖の厚み
襖の幅も戸襖と和襖では違います。
戸襖(板襖)…厚み27mm~35mm
和襖(本襖)…厚み20mm
発泡スチロール襖・段ボール襖…厚み20mmです。
襖はさまざまなサイズがあるので襖の一般的なサイズを知っておくと、襖を交換する際に役立ちますのでぜひご参考に!