障子の貼り替え方法
障子って日本家屋に欠かせないものですよね。
幼少期におばあちゃんちの障子の貼り替えを手伝ったなんて人も多いかもしれません。
昔は、白い障子紙を貼るのが当たり前でしたが最近では、障子紙も種類が豊富になっています。
久しぶりに障子を貼り替えたいと思っている人は、障子の種類選びもぜひ楽しんでみてください。
障子で部屋の雰囲気を変えることができますよ。
では、障子の貼り方について紹介していきたいと思います。
まずは、障子枠のサイズを確認しましょう。
▼障子枠のサイズ
■普通サイズ
⇒幅950㎜以内×高さ1,900㎜以内
■幅広サイズ
⇒幅1,330㎜以内×高さ2,100㎜以内
■天袋サイズ
⇒幅950㎜以内×高さ650㎜以内
ちなみに、業者にお願いする時もサイズによって料金が変わってきますよ。
続いては、障子紙の種類を選んでいきましょう。
▼障子紙の種類
■手すき和紙
・楮40パーセント以上
⇒楮含有率が40%以上のもの。
職人が一枚一枚手作りしている高級和紙。
・楮20%~40%未満
⇒楮含有率が20%~40%未満。
ハイプや植物繊維が加えられたものも。
■機械すき和紙
・機械すき楮障子紙
⇒機械ですいて作られる和紙。
見た目は、手すきと変わらないがマニラ麻、パルプ、植物繊維が加えられている。
・レーヨン障子紙
⇒植物繊維のパルプにレーヨンが40%以上配合されているもの。
光沢と強度がある
・パルプ障子紙
⇒植物繊維のパルプが80%以上配合。
他の障子紙に比べて破れやすく、劣化しやすい。
■プラスチック障子紙
⇒和紙を薄いプラスチックで挟んだもの。
見た目は和紙のようだが破れにくい。
いよいよ障子を貼っていきましょう。
選んだ障子紙によって貼り方を選んでください。
※障子紙のパッケージの貼り方を確認。
昔は、のりで貼っていたと思いますが最近では、両面テープや、アイロンで貼る方法も増えています。
▼両面テープで貼る方法
1.古い障子を剥がす
※障子紙はがし液を枠に塗って5分放置したのち剥がす。
2.障子紙の端を合わせて養生テープなどでとめる。
反対の端まで伸ばし、余白を残してカッターで切る。
3.障子紙専用の両面テープを枠に貼っていく。
※テープを縦に全部貼って剥がしたら、横を貼っていきます。
4.横方向の両面テープを剥がしながら、髪をゆっくりころがしてたるみができないようにはっていく。
5.余分な障子紙を切り取る。
▼アイロンで貼る方法
1.古い障子を剥がす。
2.ザラザラしている面(接着面)を障子枠に当てて、紙の位置を決める。
3.手前1ヶ所をアイロンを当てて固定。
4.紙を端まで伸ばしたら4隅をアイロンで仮接着する。
5.枠の中心から接着していく。
6.周囲を接着する。
7.余分なところをカッターで切り取る。
どちらの方法も、のりで貼るより手が汚れません。
最近は、簡単に貼れる和紙が増えてきているので試してみてくださいね。