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畳の歴史について

2020/07/13
畳は日本固有の文化です。古くは奈良時代や平安時代からさかのぼります。
今では住宅の一部にある畳。これまでの畳の歴史についてご紹介します。

▼平安時代から明治時代の歴史
中国伝来のものが多いなかで、畳は日本固有の敷物。その歴史は「菅畳八重」「皮畳八重」などの記述がある古事記にまでさかのぼります。
まだ畳床などはなく、コモなどの敷物を重ねたものと推測されています。現在の畳に似た構造になったのは平安時代。
板敷に座具や寝具として置くという使い方で、使う人の身分によって畳の厚さやへりの柄・色が異なりました。

鎌倉時代から室町時代にかけて院造が生まれて、部屋全体に畳を敷きつめる使い方に発展しました。
それまでは高貴な人や客人のもてなしのためのものでしたが、建物の床材として利用されるようになりました。
そうした使い方も貴族や武士の富の象徴で、桃山時代さらに江戸時代にでは数奇屋造や茶道が発展して普及して、徐々に町人の家にも畳が敷かれるようになりました。
それでも身分による畳の制限の風習は残り、庶民が使用できるようになったのは江戸時代中期以降。
畳師・畳屋と呼ばれる人々が活躍して、畳干しする家々の光景があちこちで見られるようになりました。

一般社会に広く普及するのは、明治維新後になります。
明治から昭和にかけて、変化と激動の時代のなかにありましたが、畳は日本人の暮らしに密着した生活用具として歴史を重ねてきました。

▼昭和時代
一般家庭から公営住宅、アパートなどが和室は主流に。まさに畳の全盛期になりました。
高度経済成長期と共に人々の生活も西洋風になり、和室に座る生活から椅子やソファに 座る生活へと変わっていきます。
カーペットなどが普及していきますが、それでも家の中は畳の部屋が基となっていました。
▼平成時代
フローリングが広く普及し、家を建てる際に和室を作ると障子などの付属するものが必要なので、家を建てるときのコストダウンのために和室を作らないことが増えてきました。
その反面、フローリングでは部屋の中が寒い、音が響く、落ち着かないなどのデメリットもあり、再び畳が注目されてきました。
フローリングの上に置くだけの置き畳や琉球畳が徐々に人気をだしています。
科学素材なども使われるようになって、機能性も高く徐々に畳人気が復活してきています。

現代の畳は機能だけでなく伝統の畳のスタイルを守りながらも、モダンでおしゃれで見た目にも美しい畳がたくさんあります。
令和時代の畳はどのような進化を遂げるのでしょうか。